不動産投資に興味はあるけれど、まとまった資金がない。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。また、不動産投資は難しそうで敷居が高いと感じている方もいるかもしれません。そんな方々にとって、不動産クラウドファンディングは魅力的な選択肢となっています。中でも、property+(プロパティプラス)は注目を集めているサービスの一つです。
本記事では、property+(プロパティプラス)の特徴や評判、メリット・デメリット、運営会社の情報、そして他のサービスとの比較について詳しく解説します。これから不動産投資を始めようと考えている方はもちろん、すでに投資経験がある方にとっても、新たな投資先を検討する上で参考になる情報をお届けします。
property+(プロパティプラス)とは
property+(プロパティプラス)は、株式会社リビングコーポレーションが運営する不動産クラウドファンディングサービスです。2021年5月にサービスを開始し、比較的新しいプラットフォームながら、多くの投資家から注目を集めています。
サービス概要
property+の最大の特徴は、1万円という少額から不動産投資に参加できる点です。これにより、従来の不動産投資では難しかった、資金の少ない投資家や初心者でも気軽に始められるようになりました。
投資対象となるのは、主に居住用賃貸物件を中心とした優良な投資用不動産です。特に、リビングコーポレーションの主力商品であるデザインマンションシリーズ(quador・Brancheシリーズ)の新規物件に投資できることが大きな魅力となっています。
これらの物件は、東京・名古屋・福岡など各地域の主要エリアにあり、多くが駅から徒歩10分圏内という好立地に位置しています。「好立地+ハイセンス物件」というコンセプトで、高い入居率を実現しているのが特徴です。
運営会社の情報
property+を運営する株式会社リビングコーポレーションは、東京都渋谷区に本社を置く不動産開発会社です。2015年8月に設立され、2016年2月から事業を開始しています。
同社は、東証プライム市場に上場している飯田グループホールディングス株式会社のグループ企業であり、この点が信頼性の高さにつながっています。飯田グループは、分譲戸建住宅市場でトップクラスの販売実績を誇る企業グループです。
リビングコーポレーションの主な事業内容は以下の通りです。
・マンション、アパート、ホテルなどの開発事業
・土地開発事業
・不動産クラウドファンディング事業(property+)
特に、デザインマンションの開発では300棟以上の供給実績があり、業界内でも高い評価を得ています。この豊富な実績と経験が、property+の運営にも活かされています。
property+(プロパティプラス)の特徴
property+には、他の不動産クラウドファンディングサービスとは異なる、いくつかの特徴があります。ここでは、その主な特徴について詳しく見ていきましょう。
自社開発物件への投資
property+の最大の特徴は、運営会社であるリビングコーポレーションが自ら開発した物件に投資できる点です。これは、他の多くの不動産クラウドファンディングサービスにはない、大きな強みとなっています。
自社開発物件を取り扱うことで、物件の品質や周辺環境、将来性などについて、より詳細な情報を投資家に提供することができます。また、開発から運用まで一貫して管理できるため、安定した運用が期待できます。
特に、リビングコーポレーションのデザインマンションシリーズは、都市部の好立地に位置し、デザイン性も高いことから、高い入居率を誇っています。これらの物件に投資できることは、投資家にとって大きな魅力となっています。
優先劣後方式の採用
property+では、投資リスクを軽減するために、優先劣後方式を採用しています。この方式では、投資家の出資金を「優先出資」と「劣後出資」に分けて運用します。
優先出資は一般の投資家が行う部分で、劣後出資はリビングコーポレーションが行います。万が一、物件の価値が下落した場合、まず劣後出資部分で損失を吸収します。これにより、一般投資家の元本が毀損するリスクを低減しています。
この仕組みにより、投資家は比較的安心して投資を行うことができます。ただし、完全なリスクヘッジではないため、投資にはリスクが伴うことを理解した上で参加することが重要です。
賃料保証制度
property+では、多くのファンドで賃料保証制度を採用しています。これは、物件の空室リスクを軽減するための仕組みです。
賃料保証制度では、物件の管理会社が一定期間の賃料を保証します。つまり、実際に入居者がいなくても、投資家には安定した賃料収入が入ってくるのです。これにより、投資家は空室リスクを気にすることなく、安定した収益を得ることができます。
ただし、賃料保証制度には期限があり、また保証額も物件によって異なります。投資を検討する際は、各ファンドの詳細な条件を確認することが大切です。
最低投資金額と出資制限
property+の大きな特徴の一つが、1万円という低い最低投資金額です。これにより、初心者や少額から始めたい投資家でも気軽に参加することができます。
一方で、property+では出資制限も設けられています。これは、より多くの投資家に投資機会を提供するための措置です。具体的な制限額はファンドによって異なりますが、一般的に数十万円から数百万円程度に設定されています。
この出資制限は、一部の投資家による独占を防ぎ、多くの人に投資機会を提供するという点では評価できます。しかし、大口の投資を考えている投資家にとっては制約となる可能性もあります。
以上がproperty+(プロパティプラス)の主な特徴です。次のセクションでは、このサービスのメリットについて詳しく見ていきます。
property+(プロパティプラス)のメリット
property+(プロパティプラス)には、投資家にとって魅力的なメリットがいくつかあります。ここでは、主なメリットについて詳しく解説していきます。
高い収益性と安定性
property+の大きなメリットの一つが、比較的高い収益性と安定性を両立している点です。これは、リビングコーポレーションの自社開発物件を中心に取り扱っていることが大きく関係しています。
リビングコーポレーションのデザインマンションシリーズは、都市部の好立地に位置し、デザイン性も高いことから、高い入居率を誇っています。これにより、安定した賃料収入が期待できます。
また、property+で取り扱われるファンドの想定利回りは、一般的に年4%から10%程度となっています。これは、銀行預金や国債などと比較すると非常に高い水準です。もちろん、高い利回りにはそれなりのリスクも伴いますが、優先劣後方式の採用などによりリスクの軽減が図られています。
リスク軽減策の充実
property+では、投資家のリスクを軽減するためのさまざまな施策が講じられています。
まず、先述の優先劣後方式により、一般投資家の元本が毀損するリスクを低減しています。リビングコーポレーションが劣後出資部分を引き受けることで、物件価値の下落時にも一定のバッファーが設けられています。
また、賃料保証制度の採用により、空室リスクも軽減されています。これにより、物件に入居者がいない期間があっても、一定の賃料収入が保証されます。
さらに、property+では投資家の資産を信託銀行で分別管理しています。これにより、万が一リビングコーポレーションが経営破綻した場合でも、投資家の資産は保護されます。
これらの施策により、property+は比較的安全性の高い不動産投資プラットフォームとなっています。
会員間での出資分譲渡が可能
property+のユニークな特徴の一つが、会員間での出資分譲渡が可能な点です。多くの不動産クラウドファンディングでは、一度投資すると運用期間が終了するまで解約ができません。しかし、property+では会員間での譲渡が認められているため、一定の流動性が確保されています。
ただし、譲渡が成立するかどうかは、譲渡を希望する会員と譲り受けを希望する会員のマッチングが必要となります。そのため、即時の換金は難しい場合もあります。また、譲渡にはプラットフォーム側の承認が必要で、一定の手数料もかかります。
それでも、この仕組みにより、急に資金が必要になった場合や、投資方針を変更したい場合などに、ある程度の柔軟性を持って対応できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
以上がproperty+(プロパティプラス)の主なメリットです。次のセクションでは、このサービスのデメリットについて詳しく見ていきます。
property+(プロパティプラス)の評判と口コミ
property+(プロパティプラス)の評判や口コミは、全体的にポジティブな意見が多いようです。特に、安定性と信頼性に関する評価が高く、多くの投資家から支持を得ています。
実際の投資家からは、「他社と比較して利回りや月の収入がよかった」という声が聞かれます。これは、リビングコーポレーションの自社開発物件を中心に取り扱っているため、物件の質が高く、安定した収益が見込めるからでしょう。
また、「入居率のよさに期待がもてた」という意見も多く見られます。property+で取り扱われる物件は、都市部の好立地に位置しているため、高い入居率を維持しやすいのが特徴です。これにより、安定した賃料収入が期待できるのです。
さらに、「家賃の下落が少なく建物のトラブルもなく信頼できた」という評価もあります。これは、リビングコーポレーションが物件の管理も行っているため、きめ細かなメンテナンスが可能になっているからでしょう。
一方で、ネガティブな意見としては、「サーバーが繋がらない」という声が挙げられます。人気の高いファンドの募集開始時には、多くの投資家が一斉にアクセスするため、サーバーに負荷がかかってしまうことがあるようです。この点については、今後の改善が期待されます。
他の不動産クラウドファンディングサービスとの比較
property+を他の不動産クラウドファンディングサービスと比較すると、いくつかの特徴が浮かび上がります。ここでは、COZUCHI(コヅチ)、CREAL(クリアル)、TECROWD(テクラウド)との比較を行います。
COZUCHI(コヅチ)との比較
COZUCHI(コヅチ)は、property+と同様に少額から投資できるサービスです。両者とも1万円から投資可能ですが、COZUCHIの方が取り扱うファンドの種類が多いのが特徴です。一方、property+は自社開発物件を中心に取り扱っているため、物件の質や管理面での信頼性が高いと言えるでしょう。
利回りに関しては、COZUCHIの方がやや高めに設定されていることが多いですが、property+は安定性を重視しているため、リスク許容度の低い投資家には適しているかもしれません。
CREAL(クリアル)との比較
CREAL(クリアル)は、property+よりも歴史が長く、取り扱うファンドの数も多いのが特徴です。CREALは不動産以外にも太陽光発電などの再生可能エネルギー関連のファンドも取り扱っており、投資の選択肢が広いと言えます。
一方、property+は自社開発物件に特化しているため、物件の質や運用の一貫性という点では優位性があります。また、property+の方が最低投資金額が低く設定されているため、初心者や少額から始めたい投資家にとっては取り組みやすいでしょう。
TECROWD(テクラウド)との比較
TECROWD(テクラウド)は、テクノロジーを活用した不動産投資プラットフォームとして知られています。TECROWDは、AIを活用した物件評価システムを導入しており、より客観的な物件選定が可能となっています。
一方、property+は人間の目による物件選定と、自社開発物件という強みを持っています。また、property+の方が最低投資金額が低く、より多くの投資家が参加しやすい環境を提供しています。
総じて、property+は安定性と信頼性を重視したサービスとして位置づけられます。自社開発物件を中心に取り扱うことで、物件の質や運用の一貫性を確保し、投資家に安心感を提供しています。一方で、他のサービスと比較すると、取り扱うファンドの種類や数が限られているため、多様な投資機会を求める投資家にとっては物足りなさを感じる可能性もあります。
property+(プロパティプラス)の投資方法
property+(プロパティプラス)への投資を始めるには、まず口座開設が必要です。以下に、口座開設の手順と投資の流れ、注意点について説明します。
口座開設の手順
property+の口座開設は、以下の手順で行います。
- 公式サイトにアクセスし、「新規会員登録」をクリック
- メールアドレスを入力し、仮登録
- 届いたメールのURLをクリックし、本登録画面へ
- 必要事項(氏名、住所、生年月日など)を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 審査完了を待つ(通常1〜3営業日)
口座開設時には、年齢制限(20歳以上)や居住地制限(日本国内)があるので注意が必要です。また、本人確認書類として、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが必要となります。
投資の流れと注意点
口座開設が完了したら、以下の流れで投資を行います。
- ログインし、募集中のファンドを確認
- 投資したいファンドを選択し、投資金額を入力
- 投資申込を行う
- 指定された期日までに出資金を入金
- 運用開始を待つ
投資の際には、以下の点に注意が必要です。
まず、ファンドの募集は先着順で行われることが多いため、人気のファンドはすぐに満額に達してしまう可能性があります。そのため、募集開始時刻を確認し、タイミングを逃さないようにすることが重要です。
また、投資金額には上限が設けられていることがあります。これは、より多くの投資家に機会を提供するための措置ですが、大口の投資を考えている場合は注意が必要です。
さらに、一度投資を申し込むと、原則として途中解約はできません。そのため、投資期間中は資金が固定されることを念頭に置き、余裕のある資金で投資することが大切です。
最後に、property+では会員間での出資分譲渡が可能ですが、これはあくまで例外的な措置であり、譲渡が成立する保証はありません。急に資金が必要になった場合の対策として考えることはできますが、あまり期待しすぎないようにしましょう。
不動産クラウドファンディング投資の基礎知識
不動産クラウドファンディングは、比較的新しい投資形態ですが、その仕組みを理解することで、より効果的な投資が可能になります。ここでは、不動産クラウドファンディングの基本的な仕組みと、リスクと収益性の関係について解説します。
不動産クラウドファンディングの仕組み
不動産クラウドファンディングは、インターネットを通じて多数の投資家から資金を募り、それを不動産投資に活用する仕組みです。従来の不動産投資と比べて、少額から始められることが大きな特徴です。
基本的な流れは以下のようになります。
- 運営会社が投資対象となる不動産を選定
- その不動産に投資するためのファンドを組成
- インターネット上で投資家を募集
- 集まった資金で不動産を購入または開発
- 不動産の運用から得られた収益を投資家に分配
property+の場合、運営会社であるリビングコーポレーションが自社開発した物件を中心に取り扱っているのが特徴です。
リスクと収益性の関係
不動産クラウドファンディングにも、他の投資と同様にリスクと収益性のバランスが存在します。一般的に、高い収益性を期待できるファンドほど、リスクも高くなる傾向があります。
property+の場合、自社開発物件を中心に取り扱っているため、比較的安定した収益が期待できます。しかし、その分、他のサービスと比べて利回りがやや低めに設定されていることが多いです。
投資家は、自身のリスク許容度と期待する収益性を考慮しながら、適切なファンドを選択することが重要です。また、不動産市況の変動や、予期せぬ災害などのリスクも考慮に入れる必要があります。
property+では、優先劣後方式やマスターリース契約などのリスク軽減策を採用していますが、これらはリスクを完全に排除するものではありません。投資家は、元本割れの可能性があることを理解した上で投資を行う必要があります。
まとめ:property+(プロパティプラス)は誰におすすめか
property+(プロパティプラス)は、安定性と信頼性を重視する投資家に特におすすめのサービスです。自社開発物件を中心に取り扱い、優先劣後方式やマスターリース契約などのリスク軽減策を採用しているため、比較的安全な不動産投資が可能です。特に、不動産投資初心者や、リスク許容度の低い投資家にとって魅力的なプラットフォームと言えるでしょう。一方で、高い利回りを求める投資家や、多様な投資機会を望む投資家にとっては、物足りなさを感じる可能性もあります。投資を検討する際は、自身の投資目的やリスク許容度をよく考慮し、適切な判断を行うことが重要です。



